出産後、里帰りをする予定がなく、夫も育休が取れない…
実家の手厚いサポートが難しい場合や、実家が遠方で里帰りが難しいという方もいますよね。
さらに、夫の育休が取れない場合は、産後ボロボロの体でワンオペ育児が待っています。
私も初産で里帰りなし&ワンオペ育児でした
どうやって乗り切ったのか気になる!
今回は、里帰りなしでワンオペ育児を乗り切った方法を紹介します。
産後の家事や育児に不安を抱えている方や、対処法が知りたいという方の参考になれば幸いです。
里帰りなし&ワンオペ育児で家事と育児どうする?
里帰りをせずにワンオペ育児する場合の家事はどうすればいいの?夫がいない間、1人で子育てできるか心配。
正直、不安ですよね。私も赤ちゃんが生まれるまで不安でした。
しかし、私の母は亡くなっており、父も病気で療養中。実家に頼ることはできず、夫も激務&育休を取れなかったため、1人で育児するしかありませんでした。
実際に里帰りをせずワンオペ育児を乗り切った経験から言えることは「頼れる人がいれば頼った方がよい」ということ。
里帰りなし&ワンオペ育児を乗り越えることはできましたが、メンタルと体は本当にボロボロでつらかったというのが正直な感想です。
里帰りはしなくても、家に来て誰かに来て食事を作ってもらう・掃除してもらうということをお願いできる人がいれば、ぜひお願いしておきましょう。
もし、本当に頼る人がいないという方がいれば、これから紹介する対策を試してみてください。
生まれる前にやっておいたワンオペ育児の対策
ここからは、赤ちゃんが生まれる前に、私がやっておいたワンオペ育児の対策を紹介していきます。
出産後は体もメンタルもボロボロの状態で育児がはじまるため、出産前にできる対策をしておきましょう。
夫の教育
一番大切なのが「夫の教育」です!
出産後~8週間くらいまでは「産褥期」といい、体が回復するまでの大切な期間となります。
産褥期に無理して家事をしたり育児をしたりすると、免疫の低下だけではなく体の回復が遅れてしまうことも。
産後はなるべく家事をせず「赤ちゃんのお世話だけ」を徹底しなくてはいけません。そのためには夫の協力が不可欠です。
私の場合、夫に家事をこなせるようにしてもらい、「産後は赤ちゃんのお世話しかしない」と宣言しておきました。
今まで家事はすべて私が行ってきましたが、妊娠中に自分のことは自分でやってもらうように教育することに。
さらに、産後はメンタルが不安定になりやすく、イライラすることも多くなると予測し、「産後はメンタルおかしくなるから優しくしてほしい」と口酸っぱく言っておきました。実際、産後は気分の落ち込みがひどく、夫に八つ当たりすることも多かったです。
夫に、産後の体やメンタルの変化を知ってもらうことはとても大切です。
産後は自分とは思えないくらい体もメンタルもボロボロでつらい思いをします。そんな時に、夫が一番の味方になってもらえるように理解してもらいましょう。
やることリストを作る
産後、やらなくてはいけない手続きがたくさんあります。
出産後、バタバタしないためにも出産前にやることリストを作っておきましょう。
出生届や児童手当金の申請は、出産日から何日までに申請しなければいけないという期限があります。
出産後にバタバタしないように、確認しておきましょう。
我が家の場合、夫に市役所に行って手続きしてもらいました。産後、新生児を連れて市役所に行くことが難しい場合、誰かに頼むのがおすすめです。
ベビー用品&育児グッズをそろえておく
産後は思考力が低下し、正しい判断ができなくなる「マミーブレイン」が起こる場合もあります。
私は産後1カ月まで思考力が低下し、文章を集中して読めなくなったり、書いてあることが理解できなくなったりと、マミーブレインの症状が出ました。
産後は、忙しすぎて考えたり何かを選んだりするのが難しくなるため、できるだけ産前にベビー用品や育児グッズをそろえておくのがオススメです。
頼れる行政サポートや育児支援サービスを調べておく
産後、ワンオペ育児で孤独な思いをすると「産後うつ」になりやすいため注意が必要です。
私自身、産院を退院してからの2週間は気分が落ち込み、とても孤独を感じ育児がつらく感じた時期がありました。
とくにワンオペ育児の場合、孤独を感じて不安になりやすいです。
産後うつを回避するためにも、頼れる行政サポートや育児支援サービスを活用しましょう。
地域によって、産後ヘルパーや産後ケア事業を行っています。
話を聞いてもらう・家事をしてもらうなど、誰かに頼るだけでかなり心がラクになりますよ。
私も最初は必死に1人で育児しなくちゃと張り切っていましたが、メンタルも体もボロボロになりました。正直、育児が大変でつらくて、赤ちゃんの成長を楽しめないことも。
近くにいる親戚に食事を作りに来てもらい、少し話を聞いてもらっただけで、かなり心も体も回復しました。
育児を楽しむためにも、誰かに頼ることは大切です。いざとなった時に頼れる人をつくっておきましょう。
【産後】ワンオペ育児おすすめの準備と対処法
ここからは、産後のワンオペ育児を乗り切るため方法を紹介します。
夫に頼んだことは、自分の洗濯や食事・ペット(犬)の世話など、自分の生活に必要な家事は自分でやってもらうことに。
私は、赤ちゃんのお世話に必要な家事以外は何もしないことを徹底して、ベッド中心の生活をしていました。
実際に私がやっていた対策は、大きく分けて全部で5つです。
産後1ヵ月、家から一歩も出ずに生活できるように準備しておくことをおすすめします。
家事編
産後は昔から「水仕事はするな」とよく言われています。実際、私も祖母に「水仕事すると回復が遅れる」といわれました。
体が冷えたり、重いものを持つことは、産後は避けることがオススメです。それでも自分がやるしかないという場合は、便利家電を活用しましょう。
食洗機
我が家は賃貸のため、工事不要の食洗機を利用しています。
激務で時間がない夫でも、食洗機に使った食器を入れて簡単に食器洗いが完了してしまうため、かなり助けられました!
赤ちゃんの哺乳瓶消毒するとき以外、ほとんど食器洗いは夫にまかせることに。食器洗いが嫌いな夫でも、食洗機のおかげで産後1ヵ月を乗り越えることができました。
食器を使わずに済むように、紙皿や紙コップを利用すると、食器洗いが必要なくなるのでオススメですよ!
ロボット掃除機
掃除はロボット掃除機を活用していました。
毎日アプリで掃除開始をポチッと押すだけで、床掃除は完了!わが家には犬がいるため、毎日床掃除は欠かせません。
ロボット掃除機のおかげで、掃除する必要がなくなり助かりました!
買い物編
新生児期は外出が難しいため、必要な買い物があればネットを活用することに。
夫に買い物を頼んでも、別のものを購入してきたり、高い商品を購入してきたりしたので、自分がネットで買った方がイライラせずにすみました。
ネットスーパー
オススメは「イトーヨーカドーのネットスーパー」です。
イトーヨーカドーのネットスーパーは、母子手帳の登録すると4年間、配達料金が半額で利用が可能に!おかげで、配達料金がたったの102円で利用できました。
産後1ヵ月、ネットスーパーのおかげで、必要な食品の買い物はすべてそろうことに。
イトーヨーカドーが近くにない方は、
以上のネットスーパーを活用してみてはいかがでしょうか?
ネットスーパーに登録しておくと、産後いざというとき味方になってくれます。
Amazon
ベビー用品や日用品は、ほぼAmazonで購入していました。
Amazonプライム会員なら「配達料無料&翌日配送」!急ぎでほしい商品も翌日には届くため便利です。
ベビー用品で急に必要になるものも多かったため、産後は特にAmazonが大活躍しました。
ヨドバシドットコム
Amazonより価格が安いときには、「ヨドバシドットコム」を活用していました。
ヨドバシドットコムも翌日配送が多く、ポイントも10%還元なのが嬉しい!
日用品やベビー用品もひと通りそろっています。
食事編
産後、一番悩んだのが「食事」でした。
夫は料理ができません。そのため、「産後1ヵ月、料理せずに乗り切る方法」を探しました。
結果、1ヵ月料理しなくても何とか生活することに成功!事前に準備しておくだけで、産後の食事の不安をなくせます。
ネット宅配&フードデリバリー
人が作ったものが食べたい…というときに活用したいのが「ネット宅配やフードデリバリー」です。
一番利用したのが出前館でした。よくクーポンや送料無料のキャンペーンがあるため、お得なときに活用することに。
人が作ったご飯が恋しくなるはずなので、ネット宅配やフードデリバリーサービスをうまく活用しましょう!
冷凍食品やレトルトを活用
冷凍パスタや冷凍チャーハンなどの冷凍食品は、産後かなり重宝しました!レトルト食品も温めるだけで済むため、産後時間がないときに大活躍。
産前にストックを購入しておくだけで、産後の食事に役に立ちます。
副菜が欲しいときには、イトーヨーカドーのポテトサラダやひじき煮などの総菜パウチがおすすめです。
とにかくご飯を炊いて冷凍
毎日睡眠不足&慣れない育児で、とにかくゆっくりご飯を食べる暇がない。そんな時にやっておいてよかったことは「ご飯を一食分ずつ冷凍する」。
産前にできるだけご飯を炊いて、一食分に丸めて冷凍してたのが大正解でした!
レンジで温めて、ふりかけやお茶漬けでササっと済ますこともできます。おにぎりにして冷凍するのもオススメ!
産後時間がなくてよく食べていたのは、納豆ご飯と卵かけご飯。妊娠中に卵かけご飯が食べられなかった反動で毎日のように食べていました。
ご飯さえあればなんとかなる!と産後に実感しました。
育児編
ワンオペ育児が不安な方におすすめしたいのが、便利なベビー用品や育児グッズの活用です。
私が購入してよかったベビー用品や育児グッズをまとめた記事を参考にしてみてください。
>>【産後】買ってよかった!便利なベビー用品&育児グッズを紹介【ワンオペ育児】
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【産後】買ってよかった!便利なベビー用品&育児グッズを紹介【ワンオペ育児】
2024/11/21
一番買ってよかったものが、「ベビーモニター」です。
赤ちゃんの様子が気になるという方は、絶対買うべき!
ワンオペ育児は想像以上に大変です。便利なグッズには頼りまくりましょう!
メンタル編
産後はホルモンバランスが急激に変化し、メンタルが落ち込みやすくなっています。
私も産後2~3週間ほどメンタルが落ち込み、急に涙が出たりイライラしたりしました。このままでは産後うつになってしまうと思い、自分なりにできることを探しました。
産後のメンタルケアは産後うつの対策になります。育児を楽しむために私が気を付けたことを紹介します。
とにかく睡眠が大切
「メンタルの安定=睡眠」ということを産後に実感しました。
人間、睡眠不足になると、人が変わったように情緒不安定になります。私が実際にそうでした。
ワンオペ育児で毎日睡眠不足、夫は父親の自覚がなく、私が育児している横でアニメやゲームを楽しんでいる…。何度もけんかし、夫にイライラをぶつけていました。
産後は頻回授乳で細切れ睡眠となるため、まとまった睡眠をとるのが難しくなります。それでもできることは、とにかく赤ちゃんが寝たら一緒に寝ることです。
赤ちゃんが寝たら、ついついスマホを見たり家事をやろうしたりしていませんか?私は育児について検索しまくって、寝ずに過ごしていたことも。
メンタルが落ち込んでいるときやイライラしているときは、とにかく睡眠をとりましょう!
夫に少しの間赤ちゃんを見てもらって自分の睡眠時間を確保するのもおすすめです。
細切れ睡眠であっても、睡眠時間を取ることによってメンタルも安定してきました。
睡眠は産後の体を回復させるためにも重要です。「とにかく寝る」を徹底しましょう!
話を聞いてもらう
ワンオペ育児の場合、1日中言葉が通じない赤ちゃんと一緒で、大人と話す時間がとても貴重に感じます。
育児ノイローゼにならないためにも、誰かに話を聞いてもらいましょう!
今日あった出来事や、つらかったことや心配事を誰かに聞いてもらうだけでも、心がラクになります。
私も夫に育児の悩みや今日の出来事を話すだけで、気分が落ち着くことが多かったです。
もし、相談する人がいなくて孤独を感じるという方は、「ママリ」や「たまひよ」の育児掲示板に書き込むのがオススメ!
同じ月齢のママたちが、親身になって回答してくれます。私もよく利用しました。
もし育児に不安なことがあれば、産院に電話して相談する手もあります。
私の産院でも、「なんか不安なことがあったらすぐ電話してきていいんだよ」と優しく言ってもらえて心強かったです。
誰かに頼る
ワンオペ育児していて、限界を感じることもあります。そんなときは、積極的に誰かに頼りましょう!
1人での育児は不可能です。これは私が身をもって知りました。
「私1人で頑張らなくちゃ」と必死に頑張りすぎて、育児が楽しいと思えなくなった時期があります。
もう何もやる気が起きなくなって、とにかく悲しくて涙が止まらない。夫に言われた言葉にすぐ傷つき、ふさぎ込んでしまうこともよくありました。
もう限界かも…と思ったときに、近くにいる親戚に来てもらってご飯の支度や掃除をお願いしました。
誰かに頼ることで心がラクになり、それからは産後ヘルパーや、産後ケアで行っているショートステイを活用しています。
ワンオペ育児は孤独との戦いになります。家族に頼れないという方は、地域で行っている産後ヘルパーや産後ケア事業を積極的に活用しましょう!
誰かに頼ることは悪いことではありません。育児をするには、まずママの健康が第一です!
一人で抱え込まずに、夫や家族・行政の力をたくさん借りて、楽しく育児できる環境をつくることが大切です。
初産で里帰りなし&ワンオペ育児を何とか乗り切った感想
初産での里帰りなし&ワンオペ育児を乗り切った感想は、「何とかなったけれど正直つらかった」ということ。
自分の母親に頼ることができたなら、どれだけ楽だっただろうかと何度も思いました。
産後3週間は布団から出ずに育児をするように言われますが、ワンオペ育児の場合は不可能に近いです。
産後ボロボロな体でのワンオペ育児は、本当に過酷です。寝る時間もなく頭はいつもフラフラ。無理をしすぎれば産後の回復が遅れてしまいます。
私は悪露の量がなかなか減らず、産後の健診でも悪露の量が多いと指摘をされました。自分と赤ちゃんのお世話しかしていませんでしたが、それでも動きすぎていたようです。
新生児期を過ぎてからは、少しずつ育児にも慣れてきて、睡眠もとれるようになりました。
生後2ヵ月くらいからは夜間授乳が2回程度になり、毎日トータルで8時間も寝られるように。
里帰りせずによかったと思ったのは、夫と一緒に大変な新生児期を乗り越えられたということです。
父親の自覚が芽生え、家事も積極的にやってくれるようになりました。なによりも、毎日顔が変わる赤ちゃんの成長を夫に見せてあげられたのはよかったです。
私自身も、誰かに頼ることの大切さを知ることができました。
ワンオペ育児をするなら、便利な道具を活用し、頼れる人をつくりましょう!そして睡眠時間の確保が重要です。
無理は禁物!1人じゃなくて誰かを巻き込んで育児しましょう☆