
子供が生まれたら教育資金をどうやって貯めるかという問題が発生!
子供一人につき1,000万円かかるって言われているけれど、貯められるか不安だよね!





子供のために教育資金を貯めたいけれど、いくら貯めればいいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか?
実際に私も子供が生まれ、教育資金を貯めようと思ったものの、毎月いくら貯めればよいのか分かりませんでした。
今回は、教育資金をいくら貯めればよいのか不安になっている方のために、教育資金の目安や貯金方法を紹介します。
子供の口座開設方法やおすすめの口座も紹介!我が家の教育資金の貯め方も公開しています。
子供貯金をはじめたいけれど貯め方が分からない方や、手取りが少なくて貯金できるか不安な方の悩みを解決できる記事になっています。
幼稚園~大学までに必要な教育資金はいくら?





まずは、幼稚園から大学までに必要な教育資金を一覧でチェックしてみよう!
幼稚園~高校までに必要な教育資金
公立 | 私立 | |
幼稚園(1年間) | 165,126円 | 308,909円 |
小学校(6年間) | 2,115,396円 | 10,001,964円 |
中学校(3年間) | 1,616,397円 | 4,309,059円 |
高校(3年間) | 1,538,913円 | 3,163,332円 |
大学(4年間)に必要な教育資金
大学 | 国立 | 公立 | 私立 |
入学金 | 282,200円 | 391,305円 | 245,951円 |
授業料 | 2,143,200円 | 2,145,452円 | 3,723,772円 |
合計 | 2,425,400円 | 2,536,757円 | 3,969,723円 |
私立は公立の2~3倍の教育資金が必要になるね!





幼稚園
2019年10月より、幼児教育・保育の無償化が開始されました。
無償化になっても、すべての費用が無償になるわけではありません。
無償の対象は3歳から5歳児クラスの子供の利用料・保育料のみ。入園時の費用やバス代・延長保育料などは自己負担です。
目安としては、1年間で公立で16万円・私立だと30万円が平均的にかかってきます。
※参考:文部科学省「子供の学習費調査」
私立は園によってかかる費用に差があるため、入園前によく確認しておきましょう。
保育園の場合も保育料は無償の対象ですが、それ以外の費用は自己負担です。
小学校
小学校1年間に必要な教育資金は、公立で35万円・私立だと160万円かかります。
※参考:文部科学省「子供の学習費調査」
6年間合計の場合、公立で210万円・私立で1000万円の教育資金が必要です。
6年間で一番お金がかかる学年は「小学1年生」です。ランドセルや学用品の購入で大きな出費が出るため、入学前にある程度の貯金を用意しておくのがBEST!
中学校
中学校1年間に必要な教育資金は、公立で53万円・私立だと143万円かかります。
※参考:文部科学省「子供の学習費調査」
3年間合計の場合、公立で160万円・私立で430万円の教育資金が必要です。
私立の場合、3倍近くの教育資金が必要ということになります。
部活で必要な道具の購入や修学旅行・塾代で多くかかる場合も。
入学時と卒業時に大きな出費が予測されるため、計画的に教育資金を貯めておくと良いかもしれません。
高校
高校1年間に必要な教育資金は、公立で51万円・私立だと105万円かかります。
※参考:文部科学省「子供の学習費調査」
3年間合計の場合、公立で153万円・私立で316万円の教育資金が必要です。
年収約910万円未満の世帯の生徒は「高等学校等就学支援金制度」が利用することができます。(高等学校の費用を国が一部負担する制度)
その他にも、自治体独自の制度などがあるため、よく確認しておきましょう。
大学
4年間の大学にかかる費用は、国立で242万円・公立で253万円・私立で396万円かかります。
※参考:文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」
私立の場合、文系や理系などでかかる費用が大幅に変わることも。
遠方の大学へ進学する場合は、家賃や生活費も必要になってきます。
できるだけ高校卒業までに貯められる計画を早めにしておくことが大切です。
教育資金の貯め方
ここからは、教育資金の貯め方3選を紹介します。
- 預貯金・定期預金
- 学資保険
- 一般NASA・つみたてNISA
それぞれのメリット・デメリットも含めて説明します。自分に合った貯め方を選んでみましょう。
預貯金・定期預金


1つ目は「預貯金・定期預金」です。
3つの中でも一番簡単にできる貯金方法かと思います。
預貯金なら、毎月口座へ振り込みをするだけでOK!
定期預金は預貯金よりも金利が高く設定されているため、少しでも多くの利息を得たい方におすすめです。
低金利時代ということもあり、利子にはあまり期待できませんが、元本が確実に保証されています。
しかし、物価上昇によってお金の価値がどんどん下がっているため、貯金を使うときには元本以下の価値になることも。
値上げで100円で購入できたものが160円になると「お金の価値が下がった」ことになるよね!





学資保険


2つ目は「学資保険」です。
学資保険は、教育資金を貯める+万一の保証がセットになっています。
子供の入学や進学まで毎月積み立てをし、満期になったら保険金が受け取れる仕組みです。
万一、契約者(親)が死亡・高度障害の状態になった場合、その後の保険料は免除され、満期には保険金を受け取ることが可能。
さらに、学資保険の保険料は生命保険控除の対象になります。
学資保険のデメリットは、途中解約してしまうと元本割れになる・元本が増えないということ。
近年の学資保険は「返戻率」が低く、高くても108%程度。どんどんインフレが進んでいる今、10年後のお金の価値は下がっている可能性が高いため、注意が必要です。
死亡保険に加入していない方や、生命保険料控除を受けたいという方は学資保険がオススメです。
一般NISA・つみたてNISA


3つ目は「一般NISA・つみたてNISA」です。
NISA(小額投資非課税制度)とは、購入した株式や投資信託の売却益や配当金が非課税になる制度です。通常の売却益には20%の税金がかかりますが、NISAなら非課税で受け取ることが可能に!
2024年からは新NISA制度が開始となり、ジュニアNISAは廃止となります。2023年までならジュニアNISAを利用できますが、80万円の枠のみとなります。
インフレによる物価上昇がさけられない近年、お金をただ貯めても、そのお金の価値が下がるのはイヤですよね。
NISAなら資産運用でお金を増やすことが可能になります。デメリットとしては、元本割れのリスクがあります。
教育資金をNISAで貯める場合は、必要になる年までに計画的に引き出して、下落リスクを回避することが大切です。
教育資金、どうやって貯める?
ここからは、教育資金を貯めるための方法について紹介します。
教育資金を貯めたいけれど、どうやって貯めたらいいのかわからない方は要チェック!





児童手当


児童手当とは、0歳から中学校3年終了前までの児童を養育している方へ支給される手当です。
手当の支払いは年3回、4ヵ月分を指定された口座に振り込まれます。
- 0歳から3歳まで:月15,000円
- 3歳から小学校修了まで:月10,000円
※第3子以降は15,000円 - 中学生:月10,000円
- 所得制限限度額以上の方:5,000円
令和4年10月から所得上限限度額が新設され、所得によっては手当ての金額が下がってしまうことも。
第1子・第2子の場合、児童手当の総額は200万円になります。第3子以降は総額252万円です。
0歳からずっと児童手当を貯金するだけでも200万円貯められることになります。
お祝い金・お年玉


出産祝いや入学祝・お年玉などを教育資金として貯めるのも一つの手です。
将来の教育資金として貯めておくことで、いざというときの出費で助かると思います。
お祝い金やお年玉は、子供のために貯金しておくことがオススメです。
毎月の生活費から貯める


目標の教育資金をいつまでに貯めるのか・いくら貯めるのかを決めたら、毎月の給料から貯金することで、教育資金に備えることができます。
毎月2万円の貯金でも、18歳まで貯めれば432万円になります。
いつまでに・いくら貯めるということを決めて、目標に必要な貯金額を設定しましょう。
貯金額が決まったら、どんな方法で貯めるのか夫婦でよく話し合うことが大切です。
もし、毎月の給料から貯金が難しいという方は、「生活費の見直し」がオススメ!
貯金口座は親名義?子供名義?


貯金を「子供の名義」で貯めたいという方も多いのではないでしょうか?
ここからは、子供名義・親名義で貯金するメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
親名義・子供名義のメリット・デメリット
親名義のメリット・デメリット
親名義で子供貯金をするメリットは、入出金のしやすさです。子供が成人したあとでも入出金が可能。
デメリットは、子どもが2人以上の場合は管理が難しくなる点です。
もし子供ごとに貯金を別にしたい場合は、住信SBIネット銀行の「目的別口座」を利用するのがオススメ!一つの口座の中に、最大10個まで目的別に貯金する口座をつくれます。
子供名義のメリット・デメリット
子供名義の口座を作るメリットは「子供専用の貯金」ができる点です。子供が2人以上いる場合は、それぞれの貯金を管理しやすくなります。
デメリットは、子どもが成人すると親が入出金できなくなる点と贈与税がかかる場合がある点です。
成人後に親が入出金したい場合は、子供の委任状や代理届が必要になります。
注意したいのは、子供名義の通帳を子供に渡すときにかかる贈与税です。贈与税は年間110万円を超える場合に発生します。
「名義預金(親が管理している子供口座)」とみなされると贈与税が課されるため、預金通帳やカード・印鑑の管理を子供にまかせておくことで贈与税の発生を防ぐことができます。
子供名義の口座開設に必要なもの
子供名義の口座を作るときに必要なものは、以下3点になります。
- 子供の本人確認書類
(健康保険証・母子手帳・住民票・マイナンバーカードなど) - 銀行の届印
- 親権者の本人確認書類
実際に、私がゆうちょで口座開設した時には、子供の健康保険証と母子手帳を提出しました。
子供本人の写真がない確認書類の場合は、2点提出が必要になることが多いです。





子供の口座開設に必要な印鑑はフルネームで作ったよ!
おすすめ口座紹介
子供用の貯金口座を作成するのにぴったりな銀行を紹介します。
- ゆうちょ銀行
- あおぞら銀行BANK支店
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、全国どこでも入出金ができるのが最大のメリットです。
マイナンバーカードに紐づける口座としても活用できます。
私は、子供のマイナンバーカードに紐づける用の口座として、ゆうちょ銀行を作成しました。休眠口座にならないように、毎月1,000円を振り込むようにしています。
あおぞら銀行BANK支店
あおぞら銀行BANK支店は、普通預金の金利が0.2%と高水準!ほとんどの銀行が0.002%に比べて、0.2%は100倍以上になります。
定期預金ではなく、普通預金で0.2%もの金利がつく銀行は、本当に貴重です。
高い金利で子供用の貯金を貯めたいという方におすすめです。
我が家の子供貯金計画


我が家の子供貯金計画を公開!
- 目標は18歳までにトータル800万円
(大学資金として250万円は必ず貯金しておく) - 児童手当はすべて貯金する(合計200万円)
- お祝い金はすべて貯金する
- 月2~3万円を毎月貯金する(合計600万円)
※つみたてNISAを活用 - お年玉は子供が自由に使うお金として管理
※ゆうちょ銀行で管理
目標としては、毎月2~3万円を毎月の給料から貯金し、児童手当やお祝い金とあわせてトータル800万円貯めること!
小学校から高校までに必要な場合は、教育資金の貯金から切り崩して使う予定です。
大学の入学までには250万円が必ず貯まっているように、計算しながら貯金していきます。
お年玉やお小遣いとしてもらったお金は、子供に管理させて好きに使ってもらおうと思っています。
教育資金の管理方法は、私のつみたてNISAの枠を使い、資産運用しながら貯めていく予定です。





子供が勉強に専念できる環境をつくってあげたいので、少しでも多く貯金できるように頑張ります!