良い物件を見つけたら、まずは内覧を申し込み!でも賃貸物件の内覧、「どこをチェックしたらいいのか分からない」という方は必見!
私は理想の物件を探し求めて、2年以上。ようやく素敵な物件と出会い、長かった物件探しに終止符を打つことができました。
今回は、2年以上も物件探しや内覧をした私が、「後悔しないための内覧チェックポイント」を紹介します。
事前の準備や内覧の時に持っていくもの、不動産の方に聞いておくべきこともまとめました。
賃貸物件の内覧は、入居したあとに「こんなはずじゃなかった!」とならないために、とても重要。
私の実体験で、ここは絶対見ておくべきポイントや、実際に住んでみてから気づいた見ておけばよかったと後悔したポイントを紹介!
あなたの素敵な物件に出会えるお手伝いをさせていただければ幸いです。
事前に準備すること(サイズ計測)
物件の内覧が決まったら、内覧前にぜひやってほしいことがあります。
それは「自分の家具や家電のサイズ計測」です。
今住んでいる部屋から、新しい部屋へ持っていく家具や家電のサイズを測っておくと、引っ越し時のトラブルを防げます。
特に玄関や部屋のドアで「入らない!」といったことがあるため、家具・家電のサイズは必ず測るのがオススメです!
サイズを測っておくもの
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 家具
- ベッド
- ソファー
- 電子レンジ
- ガスコンロ
- カーテン
内覧の時に、部屋のレイアウトを考える時にも使えるわ☆
今使っているカーテンを使いたい方は、カーテンのサイズも測っておくといいよ!
内覧時の持ち物
内覧の時に持っていくと便利なものを紹介!
内覧時の持ち物
- メジャー(2m以上)
- 印鑑
- 磁石
- 方位磁石
- カメラ(スマホでOK)
メジャーは5mくらいのものがオススメです。私は2mのメジャーを持っていき、フローリングやカーテンのサイズを測るときに足りなかったことを経験しました。
印鑑は、内覧した時に即決で契約するときにあると便利です。人気の物件は決まるのが早い!私も迷っているうちに他の方が契約してしまった!という経験をしています。
今人気の山崎実業の収納グッズは磁石を使ったものが多いです。キッチンや浴室に磁石がつくか確認するためにも、持っていくと便利ですよ。
カメラや方位磁石はスマホがあればOK!方角が分かるアプリもあるので、事前にインストールしておきましょう。
各部屋の日当たりを知るためにも方角の確認は重要!
内覧時のチェックポイント
ここからは内覧時のチェックポイントを紹介していきます。
内覧時のチェックポイント
- 各部屋の日当たり・方角
- 各部屋のコンセントの位置
- 玄関・廊下・階段のサイズ
- ドアの傾きやガタツキがないか
- 壁の防音性
- 収納の広さ
- 押し入れや窓のサッシの状態
- 天井の確認(シミがないか)
- フローリングのへこみや傷
- 洗濯防水パンの有無
- アース線があるか(キッチン・洗濯)
- エアコンの位置
- テレビのアンテナ端子位置
- カーテンのサイズ
- 家具・家電が置けるか
- 駐車場や駐輪場の確認
- 周辺地域の確認
- スマホの電波状況
- 外壁の確認
- シャワーの水圧の確認
こんなに~!?いっぱいありすぎて、大変そう!
全部じゃなくてOKよ!
この中から、自分がチェックしておきたいものを選んでね☆
内覧の時間内ですべてを確認するのは、結構大変です。でも部屋を決める前に、できればその物件のデメリットを少しでも知っておきたいですよね。
チェックリストは2年以上部屋探しをした私が、部屋探しで少しでも後悔しないためにやったことです。そして実際にチェックしておいてよかったと思っています。
ここからは、なぜここまでチェックする必要があるのかを1つずつ解説していきます。
各部屋の日当たり・方角
日当たりは、日常生活の中でも重要なチェックポイントになってきます。方位磁石などで各部屋の方角を調べておきましょう。
- 南向き:一年を通して日差しが入りやすく明るい
- 北向き:一年中、日が当たらない
- 東向き:午前中は日当たりが良いが、午後は日が入らない
- 西向き:朝は日が当たらず、午後に日が入る
オススメは「南向き」!
各部屋のコンセントの位置
コンセントの位置で、家電を置く場所が決まってきます。
部屋のレイアウトを決める時にもコンセントの位置を確認しておくと役に立つのでチェックしておきましょう。
特に、テレビ・冷蔵庫・キッチン家電・洗濯機のコンセントの位置は重要です。
玄関・廊下・階段のサイズ
引越しの時に大型家電や大型家具が入らない!ということが起こりやすいです。
ドアのサイズは範囲内でも、ドアが全開にならなかったり、ドアノブに引っかかったりすることも。
最悪の場合、ドアを外さないといけなくなるため、搬入口のサイズはきっちり測っておきましょう。
ドアの傾きやガタツキがないか
玄関ドアや部屋のドアにガタツキがないか、歪んでいないかを確認しておくと良いです。
地震などでドアの立て付けが悪くなって、開け閉めがしにくくなっている場合も。
ドアだけでなく、窓や網戸の開け閉めもチェックしておきましょう。特に網戸は、きちんと閉まらないと虫が入ってきます。
壁の防音性
防音性は本当に重要です。私は長年、上の階の方の騒音に悩まされてノイローゼぎみになったことがあります。
一番防音性が高い建物の構造は「RC造(鉄筋コンクリート)」、次に「SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)」です。
木造や軽量鉄骨は防音性はゼロ。着信音や会話まで丸聞こえするくらいです。木造の場合、上階の足音は地震のように建物が振動します。(実体験)
賃貸の騒音問題は、トラブル中でも特に多く、残念ながらどちらかが引っ越さない限り解決しません。
快適な生活を送るためにも、防音性の高さは最重要事項!壁を軽く叩いて、軽い音がしないかを確認するのも一つの手です。
収納の広さ
収納が多いと、生活する空間も広くなります。季節家電や布団は、収納の場所を取ります。
十分な広さがあるか、収納の広さはチェックは必須です。
押し入れや窓のサッシの状態
「湿度が高い部屋」を見分けるポイントは、押し入れや窓のサッシを確認することです。
押し入れの中・窓のサッシの木材が変色していたり、カビていたりする場合、結露が起こりやすく湿度が高い部屋ということになります。
湿度が高い部屋のデメリットは、布団や洋服がカビてしまう・洗濯物がなかなか乾かないということ。
賃貸物件の湿気で悩まされ、大切なスーツや服が全部カビてしまったという方が、実際私の知り合いにもいました。
部屋のにおいがカビ臭くないかチェックしておくと良いかも!
天井の確認(シミがないか)
天井にシミがないかを確認しましょう。
雨漏りや、上階の水漏れで天井にシミができていることがあります。
私は今まで4度、上階の方の水漏れを経験しました。家具や家電が濡れてしまうと、実際けっこう大変です。
天井にシミがある場合、雨漏りや水漏れのリスクがあるかもしれません。不動産の方にシミの原因を聞くことも重要です。
フローリングのへこみや傷
フローリングや畳の上を歩くと、ギシギシと音が鳴ったり、へこみや傷がないかよく確認しましょう。
ギシギシと音が鳴り、歩くと少し沈む感じがある場合は、部屋の構造に問題がある場合も。シロアリ被害が原因の場合もあるため、なるべく候補からは外した方が良いと思います。
へこみや傷は、もし退去した場合の原状回復にかかわってきますので、軽くチェックしておくのがBEST。
洗濯防水パンの有無
洗濯防水パンの役割は、洗濯機と床の間で結露して、床のカビや腐食を防ぐために設置されています。洗濯機の漏水を防ぐためにも、賃貸では必須になるアイテムです。
賃貸物件によっては、洗濯防水パンが設置されていないところもあります。
物件の内覧時に、洗濯防水パンがあるかチェックしておくことをオススメします。
私は以前の物件で、引っ越し当日に洗濯防水パンがないことに気づき、急いで買いに行った1人です…
アース線があるか(キッチン・洗濯)
電子レンジや食洗機・洗濯機はアース線が必要な家電になります。
アース線とは、万が一漏電が起こった際に電流を大地に逃がして感電する危険性を下げる役割があります。また、雷の衝撃をおさえて家電を守ってくれる役割もあります。
築年数が古い物件の場合、アース線の差込口がないコンセントがまれにあります。
もしアース線の差込口がない場合は、大家さんに取り付けてもらえるかを確認してもらいましょう。
アース線は漏電のリスクを回避できる重要な役割があるので、アース線の差込口は必須の設備です。
エアコンの位置
2部屋以上ある場合、エアコンの位置はとても重要になってきます。
ほとんどの物件は、エアコンは1台のみが多いです。2部屋以上あると、部屋の冷暖房をするときに間取りを考えなければいけません。
サーキュレーターで隣接する部屋に空気を回すことは可能ですが、エアコンの位置によってはそれが難しい場合も。
エアコンの位置を確認して、どのように空気を回すのかシュミレーションしておくことは重要です。
エアコンなしの物件の場合は、エアコンを取り付けてもらえるかを確認してもらい、もし難しければ自分で取り付けは可能かを事前に確認しておきましょう。
テレビのアンテナ端子の位置
部屋の壁に「アンテナ端子」が設置されている場所にテレビが設置可能です。
アンテナ端子はコンセント近くにあり、アンテナ端子にも種類があります。種類によっては専用のコードが必要になる場合もあるので、アンテナ端子の種類の確認もしておくと役に立ちます。
テレビの位置は、部屋のレイアウトでも重要です。アンテナ端子の位置がテレビの位置となることが多いので、どこにあるかを確認しておきましょう。
カーテンのサイズ
内覧時にカーテンのサイズも測っておくと便利です。
今の家のカーテンがそのまま使えるのか、新しく購入するにしてもサイズが必要になります。窓の形状やサイズによってはオーダーメイドになる場合も。
内覧し、そのまま即決して契約する場合、引越しは1ヶ月以内になる場合が多いです。
内覧した時に事前にカーテンのサイズを測っておくことで、スムーズに引越し準備が進みます。
家具・家電が置けるか
現在利用している家具・家電のサイズを事前に測っておき、内覧時にどこに配置できるかを確認しましょう。
実際にサイズを測らないと、案外狭くて家具が置けなかった!ということを防げます。
最低限、サイズをチェックしてほしい家具・家電はコチラ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 食器棚
- ダイニングテーブル
- テレビ台
- ソファー
大型家電や大型家具は実際に置けるかどうかサイズを測ると、レイアウトの参考にもなるのでオススメ!
駐車場や駐輪場の確認
車や自転車をお持ちの方は、利用する駐車場や駐輪場の場所の確認をしておきましょう。
狭かったり、少し特殊な駐車場もあるため、確認は必須です。
周辺地域の確認
周辺環境はとても重要です。近くのスーパー・コンビニ・施設など、事前に調べられるところは調べておくとGOOD!
最寄り駅までの道順を確認しておくことも重要です。特に夜の道は、外灯があるか・人通りがあるかをチェックしましょう。
ゴミ捨て場のチェックも忘れずに。ゴミ捨て場が散らかっていたり、掃除が行き届いていないようであれば、少し治安が悪い場合があります。
あると便利な施設
- コンビニ
- スーパー
- ドラッグストア
- 100円ショップ
- 郵便局・銀行
- 病院
- 学校(お子さんがいる場合)
気を付けた方が良い施設
- 川の近く(ハザードマップ確認)
- 工場やゴミ焼却場
- 火葬場・墓地
- パチンコ店・飲み屋街
- 保育園・学校
(静かに暮らしたい場合)
近年、台風などでの水害が多い日本。川の近くの場合、災害によっては浸水の被害にあう可能性が高いです。ハザードマップで確認することをオススメします。
スマホの電波状況
場所によっては、お使いの携帯会社の電波があまり良くないという場合も。
通信状況を確認し、できるならインターネットのスピードテストで計測すると良いかもしれません。
外壁の確認
外壁のチェックも忘れずにしましょう。
地震で外壁にひびが割れていてそのままになっている、外壁の状態が悪く経年劣化が進んでいる場合は、あまり管理されていない物件かもしれません。
外壁のひび割れは雨漏りなどのトラブルにも直結する問題なので、できるならチェックしておきたい項目です。
シャワーの水圧の確認
内覧時に水道が止まっている場合は難しいかもしれませんが、できればシャワーの水圧チェックはしておくのが良いです。
たまにシャワーの水圧が弱い物件があります。毎日お風呂に入るたびに、シャワーの水圧が弱いと結構ストレスになります。
「シャワーの水圧を確認できますか?」と不動産の方に聞いてみて、もし可能であれば水圧チェックをしましょう。
内覧時に聞いた方が良いこと
内覧した際に不動産の方に聞いておくといいことをまとめたわ!
内覧時に聞くこと
- 前に住んでいた方の退去理由
- 更新料の有無
- ゴミ捨ての場所
- 電力のアンペア数の確認
- プロパンガス会社の単価
- 大家さんの住まい
- 地域の集まりや町内会費などの有無
前に住んでいた方の退去理由
これは必ず聞いておきましょう。
転勤や転職などの前向きな理由なら問題はありません。
しかし、事故物件や隣の騒音トラブル・物件に問題があるなどのネガティブな理由の場合は、できれば借りるのをやめた方が良いでしょう。
ネガティブな理由は不動産の方が言いたくない場合もあり、言葉を濁す場合もあるため、はっきり聞くのがオススメです。
更新料の有無
だいたい2年に1回、そのまま住み続けたいときに大家さんに支払う手数料のことを「更新料」といいます。相場は家賃1ヶ月分の場合が多いです。
更新料はできればない方が良いのですが、都心では更新料を設定している物件が多数。
更新料はあるのか、その場合いくらかかるのかをきちんと確認しておきましょう。
ゴミ捨ての場所の確認
ゴミ捨て場がどこにあるのかをチェックするとGOOD!できれば家から近い方が楽ですよね。
ゴミ捨て場が散らかっていたり、適当に捨てられて放置されていないかもチェックしておきましょう。ゴミ捨て場が汚いと鳥や虫が多くなる原因にもなります。
電力のアンペア数の確認
電力のアンペア数を確認しておくと良いでしょう。
アンペア数とは、電気ブレーカーの容量です。複数の家電を使ってブレーカーが落ちることを経験したことはありませんか?
ブレーカーが落ちる原因は、電力のアンペアの上限を超えた時です。
何人暮らしか、電力を多く使う家電をどのくらい利用するかで、必要なアンペアが変わってきます。
アンペア数の目安
- 1人暮らし:20A~30A
- 2人暮らし:30A
- 3人以上:40A~60A
賃貸物件でもアンペアを変更することは可能ですが、ブレーカーの配線によっては変更できない場合もあります。事前にアンペアを聞いておくのがオススメ。
プロパンガス会社の単価
都市ガスの方が料金が安いので、できれば都市ガスの物件を探すをオススメします。しかし、地域によってはプロパンガスの物件しかないところも多くあります。
もし住みたい物件がプロパンガスの場合は、利用しているプロパンガス会社の単価を聞きましょう。
プロパンガスは会社によって自由に料金設定ができるため、会社によってはぼったくりレベルの価格も存在します。
プロパンガスの平均的な料金の目安は、基本料金1800円程度・従量単価は500円程度。
アパートやマンションではプロパンガス会社の変更は不可能に近いため、まずは料金を確認して判断しましょう。
大家さんの住まい
なぜ大家さんの住んでいるところを聞くの?と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、大家さんが隣の部屋や、下の階の部屋に住んでいると、少し気を使います。私が実際そうでした。
部屋の修理や騒音等で管理会社に言いたくても、少し言いづらくなり、我慢した時もあります。
大家さんはどこに住んでいるかをさりげなく確認しておくといいかもしれません。
地域の集まりや町内会費などの有無
アパートではあまりないかもしれませんが、マンションや一戸建ての賃貸だと町内会費が存在します。
私は一戸建てに賃貸に引っ越したため、引っ越してから町内会費の勧誘がありました。ゴミ捨て場の清掃も当番制でやらないといけません。
賃貸の一戸建ての場合は、地域の集まりはあるのか・町内会費はいくらかを不動産の方に確認してもらうといいと思います。町内会費は1年2000~6000円が目安です。
町内会の加入は強制ではありませんが、賃貸借契約書に加入することを条件に記載している場合もあるため要注意です。
私は町内会長さんと班長さんが家に来て勧誘を受けましたが、強制ではないとのことなのでやんわりとお断りしました。
まとめ
内覧するだけでもやることがたくさんあってなんか面倒だよー
全部じゃなくてOK!自分が絶対に譲れないところだけを内覧の時にチェックしてみてね!
一日に何件も内覧をするときは、チェックする項目が多くて大変かもしれません。
しかし、入居してから後悔する部分をなるべく減らしたいですよね。実際、入居してからしか分からないことも多くあります。
よりよい住まいを探したい方は、ぜひ今回のチェックポイントを参考にしてみてください。
完璧な部屋はないですが、何を妥協できるかがうまくいく賃貸探しのポイントです。
妥協した部分はあっても、それ以上に魅力的な部分が多い部屋を探しましょう。
魅力的な物件に巡り合えますように!
他にも引越しシリーズの記事があるからチェックしてみてね☆